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ドラフト会議2013
11月19日 ドラフトからドラフトまで
 
今年も無事に『プロ野球ドラフト会議』の司会を務める事が出来ました。
2009年から務めさせて頂いて今年で5年目。
この仕事ばかりは何年経っても、本番のその日を迎える数週間も前から、何とも言えない独特の感じになるのです。
それは緊張なのか…? はたまたプレッシャーなのか…? 
指名を待つドラフト候補選手側ではないのに…可笑しいですよね!
でも、この年齢になってもまだ、ここまで仕事を重ねて来てもまだ、そんな感覚を味あわせてくれる『プロ野球ドラフト会議』。
僕にとって掛替えのない、素晴らしい、年に一度の堪らない仕事でもあります。
 
さて沢山の方から「第一巡って、どこで喋っているの?」とよく聞かれるのですが…
会場センターに各球団の円卓があり、それを見るように、正面に対して左サイドにいます。
ボクから見える景色はこんな感じですね!
 
そして写真にある一番手前のマイクが、その『第一巡…』と読み上げる際にボクが使用するものです。

4人並びで僕の隣にはNPBの方、続いてコミッショナー、そして事務局長となります。
1巡目で抽選になった時にのみ、抽選BOXのあるステージ横まで移動して進行するので、「テレビで観たよ!」とよく言われるのはそのシーンですね。
 
続いての写真は、ボクが準備していく作成物等の一部です。
これが、限りある時間の中で迅速にかつパーフェクトにやりきる為の大事な大切な秘密兵器なのです。と言っても「超アナログ」のものばかりなのですけどね。
 
次の写真ですが…よーく見ると、マイク越しにモニターが写っているのが見えますね。
 
このモニターは12分割されていて、球団がPCに入力した指名選手が瞬時に表示されるようになっています。それを確認しながら読み上げの作業をしていくのです。
意中の選手を12球団がほぼ一斉にPCに打ち込む第一巡目。
指名選手名が次から次へとモニターに浮かび上がって行く様は圧巻で鳥肌ものですよ!!
 
そしてこれが今年の第一巡目の読み上げフォーマットです。紹介してきたボク開発のアナログ兵器をフルに使って制作したものです。
ほらね、単独指名も重複指名も、色分けされるから一瞬で識別出来るでしょ!
 
その一巡目、今年のドラフト会議は各球団が一巡目指名する選手の情報を最後まで伏せていたりで、例年と違い予想が難しかったですね。
ドラフト会議前に競合必至と言われていた吉田投手はオリックスの一本釣り。
高校ナンバーワン投手・松井裕樹は5球団、大学ナンバーワン・大瀬良投手は3球団、東京ガス・石川投手が2球団。外れ一巡目を含めると抽選は計6回。
その中で特筆したいのは、大瀬良投手を引き当てた広島の田村スカウトのインタビューでしょうか。飾り立てた言葉を何も用意してないありのままの言葉に、興奮と感動がストレートに伝わってきて印象深いものでした。
そして、その6回の抽選で3回クジを引かれたのが、北海道日本ハムの栗山監督。
一巡目で松井裕樹投手を外し、外れ一巡目で柿田裕太投手を、さらには岩貞裕太投手まで外し抽選クジ3連敗。
ここ最近の日本ハムと言えば斉藤佑樹投手を抽選で獲得し…
巨人と競合の末、抽選で菅野智之投手の交渉権を獲得し…
大谷翔平選手を強行指名し…と話題満載でしたよね。今年はまさかの抽選3連敗で話題を提供してくれました。でも最終的に一巡目指名となった渡邉諒選手。俊足巧打でかなり楽しみな選手だと思いますよー!
 
今年指名されプロ野球の世界に飛び込んだ全ての選手が活躍されるのを、心から楽しみにしています!
 
そして今年はドラフト会議がもうひとつ…
『AKB48グループ ドラフト会議』。
こちらでも指名候補者の読み上げと、ドラフトの進行を致しました。
会場も同じグランドプリンス新高輪・国際館パミール。
真剣な候補者の思いと、それを真摯に受け止め選択するAKBグループのメンバー…
決してお祭り騒ぎじゃない緊張感いっぱいの会場の空気に、『野球界』・『アイドル』とジャンルは違えど、「夢を叶えたい!」と願う強い思いはどちらも同じだと言う事を痛烈に感じました。
 
12歳から20歳までの候補者29人。
指名された子の涙も…
指名されなかった子の涙も…
ありきたりな言葉ですが、どちらにも感動しちゃいました。
 
今回は多少早め?のレポだったつもりですが、何だかんだと現場終わって2週間じゃそうでもないですかねぇ…。
では次回は年内にもう一回UPしたいなーって思っていますのでお楽しみに!
多少タイムリーなのがご希望の方は、FBにお越しくださいませ!!





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